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『円卓子での話』
ふりがな文庫
『
円卓子での話
(
まるテーブルでのはなし
)
』
彼の昨日の今日である、樽野の——。 今朝はまた昨日にも増した麗かな日和で、長閑で、あんなに遥かの沖合を走つてゐる漁船の快い発動機の音までが斯んなに円かに手にとるかのやうに聞えるほどの、明るい凪は珍らしい。だから云ふまでもなく、海原は青鏡で、 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第二十六巻第五号」新潮社、1929(昭和4)年5月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約50分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終
(
つ
)
左様
(
そんな
)
昨
(
ゆふ
)
詳
(
つぶ
)
左様
(
そん
)
宛
(
づゝ
)
相方
(
さうほう
)
心忙
(
こゝろせは
)
漁
(
すなどり
)
勲
(
いさほし
)
祝着
(
マイハイ
)
陸
(
をか
)
実
(
げ
)
彼
(
あ
)
忙
(
せは
)
態
(
ざま
)
換
(
かは
)
政
(
まつり
)
堪
(
こら
)
加
(
おま
)
切
(
しき
)
夜々
(
よなよな
)
市
(
まち
)
幟
(
はた
)
吻
(
ほ
)
逆上
(
のぼせ
)
裸々
(
はだか
)
降
(
くだ
)
悠
(
ゆる
)
兄妹
(
きやうだい
)
斑
(
ふ
)
無代
(
ただ
)
目的
(
めあて
)
鯖子
(
さばこ
)
秋桜
(
コスモス
)
貴君
(
あなた
)
足疲
(
くたび
)
身装
(
みなり
)
関
(
かま
)
露目
(
あらめ
)
一歩
(
ひとあし
)
家
(
うち
)
中
(
うち
)
他人
(
ひと
)
何
(
ど
)
先程
(
さつき
)
全然
(
まるで
)
卓子
(
テーブル
)
口吟
(
くちずさ
)
吾家
(
うち
)
烽火
(
のろし
)
彼
(
か
)
彼此
(
かれこれ
)
御名
(
みな
)
懐中
(
ふところ
)
曳哉
(
えいや
)
漁屋
(
うち
)
炬火
(
たいまつ
)