“祝着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうちゃく66.7%
しゅうじゃく10.0%
しうちやく6.7%
マイハイ6.7%
いわいぎ3.3%
しふぢやく3.3%
マイワイ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花馬車一等賞万歳! まずもって祝着しゅうちゃくの至りに存じます。……さて、手前がつまりご紹介にあずかりました一〇一号室でございます。
「主水之介どの今宵のお手柄、祝着しゅうじゃくに存ずる。挨拶はいずれ後日——」
かはし汝此地に來りしときゝ渺々はる/″\尋ねし甲斐かひあつ祝着しうちやくなり無念をはらす時いたれり覺悟かくごせよといひさま替の筒脇差つゝわきざしにて切かゝり互ひにおとらず切結きりむすびしが六郎右衞門がいらつて打込うちこむ脇差にて竿竹さをだけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其処に集つてゐるドテラを着たり祝着マイハイの古を羽織つたりしてゐる連中が、人間に化けてゐる黒雲の子分のやうに見えて来るんだつてさ。
円卓子での話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
子供たちの七五三しちごさん祝着いわいぎなども干されましたが、そのなかで背中に飾紐のついてる広袖の着物が、私のお宮詣りの日に着たものだと聴かされた時には、自分の憶えのない遠い赤児の頃を思って
虫干し (新字新仮名) / 鷹野つぎ(著)
しかるに御家來ごけらい天晴あつぱれ器量人きりやうじんさふらふとな、祝着しふぢやくまをす。さて其者そのもの取立とりたつるにきて、御懸念ごけねんのほども至極致しごくいたせり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
七郎丸からもらった新しい祝着マイワイに、貴女の国にては近頃物数奇ものずき者間にてわれらが国の労働着がハッピイ・コートとやら称ばれて用いられている由なれど
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)