“切結”の読み方と例文
読み方割合
きりむす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方こなたも心得たりと抜き放ち、二、三ごう切結きりむすうち、以前の侍足を踏み滑べらせ路の片側なるがけかたへと落ち込む途端とたんすそを払ひし早業はやわざに、一人は脚にてもられ候や
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
三人の眼は朝から晩までお竹を追って、六条の真剣のように、火花を散らして切結きりむすんでいたのです。
かはし汝此地に來りしときゝ渺々はる/″\尋ねし甲斐かひあつ祝着しうちやくなり無念をはらす時いたれり覺悟かくごせよといひさま替の筒脇差つゝわきざしにて切かゝり互ひにおとらず切結きりむすびしが六郎右衞門がいらつて打込うちこむ脇差にて竿竹さをだけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)