“竿竹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さおだけ83.3%
さをだけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええこいや鯉」というのも数年以来聞かないようである。「ええ竿竹さおだけや竿竹」というのをひと月ほど前に聞いたのは珍しかった。
物売りの声 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
花隈はなくまくまの子分らしいのが、たくさんな竿竹さおだけだのむしろだの、また蒲団だとか火鉢だとか、まるで引っ越し荷物ほど、何台かの車で運んで来て
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吹落ふきおとしければ思はず兩人はかほ見合みあはせける此時兵助聲をかけ汝は山口六郎右衞門ならずやわがかく零落れいらくせしも皆汝が仕業しわざぞとかたはらにある竿竹さをだけとつて突て掛る六郎右衞門も心得こゝろえたりと身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かはし汝此地に來りしときゝ渺々はる/″\尋ねし甲斐かひあつ祝着しうちやくなり無念をはらす時いたれり覺悟かくごせよといひさま替の筒脇差つゝわきざしにて切かゝり互ひにおとらず切結きりむすびしが六郎右衞門がいらつて打込うちこむ脇差にて竿竹さをだけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)