“祝着至極”の読み方と例文
読み方割合
しゅうちゃくしごく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御賢明の段、当家のために、祝着至極しゅうちゃくしごく、老人、思い残すところ、一つも、ござりませぬ
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「豆腐屋どころの騒ぎではござりませぬぞ」と、障子を引きあけて、それこそ豆腐のように白くなった顔をのぞかせ、「あァ、殿様……まだ生きていてよかった。祝着至極しゅうちゃくしごくに存——」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「一体全体どうしたんでごわしょう? へっへ、まるで女隠居いんきょ。ふたりとも壮健にて祝着至極しゅうちゃくしごく……なァんかんと来た時にあ、テヘヘ、あっしぁ眼がくらくらッとしたね、じっさい」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)