“不届至極”の読み方と例文
旧字:不屆至極
読み方割合
ふとどきしごく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘の我儘わがままをそのまま上意をないがしろに致すは不届至極ふとどきしごくと——これは、うけたまわったまま、失礼をかえりみず申し上げるのでございまするが
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
遂に六月二十二日北御番所のお白洲しらすにて役者海老蔵こと身分をわきまえず奢侈僣上しゃしせんじょうおもむき不届至極ふとどきしごくとあって、家財家宝お取壊とりこわしの上江戸十里四方御追放仰付おおせつけられましたが
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「これ! 不届至極ふとどきしごく! そのほうは何者か、乱心いたしたな?」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)