“仰付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおせつ70.4%
おおせつけ7.4%
おほせつ7.4%
おほせつけ3.7%
あふせつ3.7%
おおせつく3.7%
おほせつけら3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向象賢はその劈頭へきとう第一に、ず国相具志川按司の跡役に就いて大和に伺ったら、自分に仰付おおせつけられたということを書いています。
琉球史の趨勢 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
遂に六月二十二日北御番所のお白洲しらすにて役者海老蔵こと身分をわきまえず奢侈僣上しゃしせんじょうおもむき不届至極ふとどきしごくとあって、家財家宝お取壊とりこわしの上江戸十里四方御追放仰付おおせつけられましたが
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
にはとり神様かみさま夜明よあけらせること仰付おほせつかつたのがうれしさに、最初さいしよよる、まだお月様つきさまがゆつくりとそらあそびまはつてゐるのに、ときつくつてきました。
許され代々村長役たるべき旨仰付おほせつけられしかばよろこび物にたとへん方なく三浦屋の主人并びに井戸源次郎を始め其事に立障たちさはりし人々にあつく禮を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
第一、何処へかお出掛けになる時はいつでも俺がお伴を仰付あふせつかるから子、君達が指でもさせば直ぐワンと喰付くらひつく。麺包パンの一きれや二片呉れたからつて容赦は無いよ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
吟味中ぎんみちゅう入牢じゅろう仰付おおせつくといい渡された時には歌麿は余りのことに、あやう白洲しらす卒倒そっとうしようとしたくらいだった。
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
御咎おとがめもなく却て御目見めみえ仰付おほせつけられし事冥加みやうが至極しごく有難き仕合しあはせなり方ぢやう樣へ御願ひと申すは別儀べつぎにあらず私し主人儀無實の罪におちいり近々御所置に相成あひなるに付何卒御ころもの袖を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)