“別儀”の読み方と例文
読み方割合
べつぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お慈悲ぢや。」と更に拝んで、「手足に五すん釘を打たれうとても、かくまでの苦悩くるしみはございますまいぞ、おなさけぢや、禁厭まじのうてつかはされ。」で、禁厭まじないとは別儀べつぎでない。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
御咎おとがめもなく却て御目見めみえ仰付おほせつけられし事冥加みやうが至極しごく有難き仕合しあはせなり方ぢやう樣へ御願ひと申すは別儀べつぎにあらず私し主人儀無實の罪におちいり近々御所置に相成あひなるに付何卒御ころもの袖を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)