“至極”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しごく98.9%
しご0.6%
そこひ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常子は至極しごく気軽な調子で、「午前十一時に東京駅で乗りかえるんですから、九時にここを出れば大丈夫でしょう。おばさんの方は。」
老人 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「それはよろしい。なんでも勉強しなければいけないよ。ちっと僕のうちへも来たまえ。」と初対面から至極しごく打解けた調子であった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なお娘子には、「天地の至極そこひうちにあが如く君に恋ふらむ人はさねあらじ」(巻十五・三七五〇)というのもある程だから、情熱を以て強く宅守に迫って来た女性だったかも知れない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)