“しご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
67.2%
死後10.1%
私語8.4%
死期5.9%
仕扱1.7%
支吾1.7%
嗣後0.8%
四五0.8%
子午0.8%
扱帯0.8%
締扱0.8%
至極0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただふところから縄を出してしごくような素振そぶりをしたり、またそこらにあったものを引き寄せるような仕事をしているうちに、寝ていた幸内が
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
で、自然しぜん私達わたくしたち対話はなしんでからのち事柄ことがらかぎられることになりました。わたくし真先まっさきにいたのは良人おっと死後しご自覚じかく模様もようでした。——
「はて?」と、怪しんだり、或いは、孔明の大仁に服して、みな戦場を捨てて洞へ帰ってしまったのではないか、などと私語しご区々まちまちであったが、孔明は
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
洋一はあんな看護婦なぞに、母の死期しごを数えられたと思うと、腹が立って来るよりも、かえって気がふさいでならないのだった。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
キュと仕扱しごいてポンとたたいた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
げん支吾しごあらんには、巌石がんせき鶏卵けいらんを圧するの勢を以て臨まんとするの状をし、昺貴へいきの軍の殺気のはしるところ、をば放って府内に達するものすら有りたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
独リ予及ビ三島遠叔ニオケルヤ盛ニ推許ヲ加ヘ、人前ニ称道シテ唯及ザランコトヲ恐ル。遠叔ハ松山藩士ニシテ即今ノ中洲先生ノ別字ナリ。嗣後しご予ハ尾張ニ帰ル。誠県シバ/\書ヲ寄セテ再游ヲ勧ム。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
後方の下甲板したかふばんには何時いつ二十にじふ四五しごまで越せしと見るばかりのひんよき英国紳士十五六人、四五人づつ横の列つくりて手を取り合ひ足揃へて歩めるを見受けさふらふが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
子午しご線の上にかかれり。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「わたし扱帯しごが一つしいの。あなた買ってくれる?」お宮はまぶしいばかりに飾った半襟屋はんえりや店頭みせさきに立ちどまってそこにけつらねた細くけをひねりながらいった。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
彼は例の袋を片手でぐっと締扱しごいて、再び何か投げ込む真似まねを小器用にしたあと麗々れいれいと第二の玉子を袋の底から取り出した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「それはよろしい。なんでも勉強しなければいけないよ。ちっと僕のうちへも来たまえ。」と初対面から至極しごく打解けた調子であった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)