“死後”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しご80.0%
しにおく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、A病院エーびょういんは、いまも繁栄はんえいしているけれど、慈善病院じぜんびょういんは、B医師ビーいし死後しご、これをひとがなかったためにほろびてしまいました。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
で、自然しぜん私達わたくしたち対話はなしんでからのち事柄ことがらかぎられることになりました。わたくし真先まっさきにいたのは良人おっと死後しご自覚じかく模様もようでした。——
生ぜしなれば然は我が身の不義ふぎより大切なあに君をうしなひたるなり日外いつぞや部屋へやにて自害じがいせば此大變は起るまじきに死後しにおくれたるこそ口惜くちをしけれ今更死ぬともせんなけれどもせめては命をすてて成と兄君への申譯を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おれも死のうと云うと一緒なら死花しにばなが咲くと云ったじゃないか、己は死後しにおくれて死切しにきれないからようやどてへ上って、吾妻橋から飛込もうと思って来た処が、まだ人通りがあって飛こむ事もならねえから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)