“繁栄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんえい83.3%
さかえ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、A病院エーびょういんは、いまも繁栄はんえいしているけれど、慈善病院じぜんびょういんは、B医師ビーいし死後しご、これをひとがなかったためにほろびてしまいました。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あんなに宋の四都ばかり繁栄はんえいを極めて、それ以外の広い黄土の民が、そういつ迄、王朝の軍官市人の栄燿のために、しいたげられたままでいるものか。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なにしろ、西国の山々はもちろんのこと、東国でも、福慈とか、この筑波とかいう名山には必ず、こどもをお遺しになり、山を拓かすと共に、眷属の繁栄さかえをお図りになった方なのだから」
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)