“さかえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
53.8%
20.5%
栄光12.8%
光栄2.6%
光榮2.6%
尊榮2.6%
繁栄2.6%
豪華2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷から向うのおかにかけて、麦と稲とが彼の為に一年両度緑になり黄になってくれる。雑木林が、若葉と、青葉と、秋葉と、三度のさかえを見せる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
めんは人並外れに綺麗だつたところで、あれぢや長いさかえはありません。高慢で強情で、我儘で淫亂いんらんで、男の顏を見ると、ニタニタして精一杯の愛嬌を振りまくんですもの。
丹精こめたかひもなく、しろがねの月をつて御足みあしの台とすることがかなひませぬならば、わたくしのはらわたを噛むくちなはかかとの下に置くでござりませう、いとさはに罪を贖ひたまふ、栄光さかえある女王さま
権威ちから光栄さかえつかさどる
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
永久とこしへ藝術たくみ」、「詩人の光榮さかえ」など云ふ文字が堪へられぬ程血を熱せしめたのに引換へて、今は、「思ひ出」、「きゆる夢」、「殘る薫り」、と云つたやうな文字が
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
あゝ光よ、すべて人たる者の尊榮さかえよ、かく一の源よりあふれいでてわかれ流るゝ水は何ぞや。 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「なにしろ、西国の山々はもちろんのこと、東国でも、福慈とか、この筑波とかいう名山には必ず、こどもをお遺しになり、山を拓かすと共に、眷属の繁栄さかえをお図りになった方なのだから」
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
豪華さかえ禮讃らいさんや、はた、戀や、歌や、——
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)