“藝術”のいろいろな読み方と例文
新字:芸術
読み方割合
たくみ35.7%
げいじゆつ28.6%
げいじゅつ7.1%
もの7.1%
わざ7.1%
アマチュール7.1%
アート7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永久とこしへ藝術たくみ」、「詩人の光榮さかえ」など云ふ文字が堪へられぬ程血を熱せしめたのに引換へて、今は、「思ひ出」、「きゆる夢」、「殘る薫り」、と云つたやうな文字が
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
藝術げいじゆつ價値かちだの、理想りさう永遠えいえんだのといふことを、いつ口癖くちぐせのやうにしてゐる友としては、今日の云ふことはなんだかすこ可笑おかしい……と私は思ツた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
己は今迄、ぼんやりと自分の脳裡のうりに描いて居た、「」だとか、「」だとか、「藝術げいじゅつ」だとか云うものが、彼のおんなに具体化されて居たのを認めたのである。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ある時はモツァルトのごと苦しみゆ明るき藝術ものを生まばやと思ふ
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
仕樣のないものだね、藝術わざといふものは——と呟いた。
裸女の画 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
土地の藝術アマチュール愛好者の集りさつき會の招待を受け、その席で人形や美術の話に夜をふかしたが、流石に人形の本場だけに今尚一般に義太夫淨瑠璃の盛んなことは想像以上であり
吾々の藝術は「政治的鬪爭」を前提としての「藝術アート」(技術アート)ではないか! それ故私は特に兒童に向つてはこれを強調せざるを得ないのだ。