藝術げいじゆつ)” の例文
新字:芸術
藝術げいじゆつ價値かちだの、理想りさう永遠えいえんだのといふことを、いつ口癖くちぐせのやうにしてゐる友としては、今日の云ふことはなんだかすこ可笑おかしい……と私は思ツた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
しかすべてに共通けうつうした手法しゆはふ方針はうしんは、由來ゆらい化物ばけもの形態けいたいには何等なんら不自然ふしぜん箇所かしよがある。それを藝術げいじゆつちから自然しぜんくわさうとするのが大體だい/\方針はうしんらしい。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
なんのためだとおもふと、しづめる妙法めうはふで——露骨ろこつに、これを説明せつめいすると、やきもちしづめ——そのしぶさ、ゆかしさ、到底たうてい女人藝術げいじゆつ同人どうじんなどの、かんがへつくところのものではない。
世間せけんのものをても、たれにもわかるものが、きっとよい文學ぶんがく藝術げいじゆつであるとおもつてゐるひともあるが、それはたいへんな間違まちがひであるといはねばなりません。景樹かげきのことはこれでよします。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
女人藝術げいじゆつは、美人びじんぞろひである。
此處こゝ藝術げいじゆつ偉大ゐだいちからがある。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)