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榮
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さかえ
ふりがな文庫
“
榮
(
さかえ
)” の例文
新字:
栄
まだその頃は汝等のウッチェルラトイオもモンテマーロにまさらざりき——今その
榮
(
さかえ
)
のまさるごとく、この後
衰
(
おとろへ
)
もまたまさらむ 一〇九—一一一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
面
(
めん
)
は人並外れに綺麗だつたところで、あれぢや長い
榮
(
さかえ
)
はありません。高慢で強情で、我儘で
淫亂
(
いんらん
)
で、男の顏を見ると、ニタニタして精一杯の愛嬌を振りまくんですもの。
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あの
日
(
ひ
)
の
出
(
い
)
づる
邊
(
へん
)
、
我
(
わが
)
故國
(
ここく
)
では
今頃
(
いまごろ
)
は
定
(
さだ
)
めて、
都大路
(
みやこおほぢ
)
の
繁華
(
はんくわ
)
なる
處
(
ところ
)
より、
深山
(
みやま
)
の
奧
(
をく
)
の
杣
(
そま
)
の
伏屋
(
ふせや
)
に
到
(
いた
)
るまで、
家々
(
いへ/\
)
戸々
(
こゝ
)
に
日
(
ひ
)
の
丸
(
まる
)
の
國旗
(
こくき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
して、
御國
(
みくに
)
の
榮
(
さかえ
)
を
祝
(
いわ
)
つて
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
医学士大久保
榮
(
さかえ
)
君が一昨年
此処
(
ここ
)
の病院で腸
窒扶斯
(
チブス
)
で亡くなつたことや、
此処
(
ここ
)
で亡くなつた日本人の遺骨が数日
前
(
ぜん
)
ペエル・ラセエズの墓の棚の上に置かれてあつたのを見たことやを
聯想
(
れんさう
)
して
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
神
(
かみ
)
の
使
(
つかひ
)
であつたらう、この
鳥
(
とり
)
がないと、
民子
(
たみこ
)
は
夫
(
をつと
)
にも
逢
(
あ
)
へず、
其
(
そ
)
の
看護
(
みとり
)
も
出來
(
でき
)
ず、
且
(
か
)
つやがて
大尉
(
たいゐ
)
に
昇進
(
しようしん
)
した
少尉
(
せうゐ
)
の
榮
(
さかえ
)
を
見
(
み
)
ることもならず、
與曾平
(
よそべい
)
の
喜顏
(
よろこびがほ
)
にも、
再會
(
さいくわい
)
することが
出來
(
でき
)
なかつたのである。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
榮
(
さかえ
)
の宮は今
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
まことに我は
牝熊
(
めぐま
)
の仔なりき、わが
上
(
うえ
)
には
財寶
(
たから
)
をこゝには己を
嚢
(
ふくろ
)
に入るゝに至れるもたゞひたすら熊の仔等の
榮
(
さかえ
)
を希へるによりてなり 七〇—七二
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
劍舞
(
けんぶ
)
するのもある。
中
(
なか
)
に
一團
(
いちだん
)
七八
人
(
にん
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は、
浪
(
なみ
)
に
突出
(
つきだ
)
されたる
磯
(
いそ
)
の
上
(
うへ
)
に
睦
(
むつま
)
しく
輪
(
わ
)
をなして、
遙
(
はる
)
かに
故國
(
こゝく
)
の
天
(
てん
)
を
望
(
のぞ
)
みつゝ、
節
(
ふし
)
おもしろく
君
(
きみ
)
が
代
(
よ
)
の
千代八千代
(
ちよやちよ
)
の
榮
(
さかえ
)
を
謳歌
(
おうか
)
して
居
(
を
)
るのであつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
あゝラチオ
人
(
びと
)
の
榮
(
さかえ
)
よ——汝によりて我等の言葉その力の
極
(
きはみ
)
をあらはせり——あゝわが
故郷
(
ふるさと
)
の
永遠
(
とこしへ
)
の實よ 一六—一八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
あゝ人力の
榮
(
さかえ
)
は
虚
(
むな
)
し、衰へる世の來るにあはずばその
頂
(
いたゞき
)
の縁いつまでか殘らむ 九一—九三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
榮
部首:⽊
14画
“榮”を含む語句
見榮
光榮
榮螺
榮華
榮耀
榮枯
榮譽
榮燿
繁榮
虚榮
夕榮
事榮
彌榮
榮喜
虚榮坊
虚榮心
榮辱
氣榮
正榮尼
白榮
...