“見榮”のいろいろな読み方と例文
新字:見栄
読み方割合
みえ44.4%
みばえ33.3%
みはえ11.1%
みば11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見榮坊みえばう! には見榮みえをんなものつたり、らなかつたりするもの澤山たくさんある。ぼくこゝろからこのまづしい贈物おくりもの我愛わがあいする田舍娘ゐなかむすめ呈上ていじやうする!
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
三月さんぐわつのはじめ、御近所ごきんじよのお醫師いしやまゐつて、つゝましく、しをらしく、たゞあま見榮みばえのせぬをとこうでをあらはにして、神妙しんめう種痘しゆとうませ
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
隅の方には古いながらも前桐まへぎり箪笥たんすも一本置いてあツて、其の上に鏡臺きようだいだの針箱だのがせてある。何れもしやうの知れたものだが、手入が可いので見榮みはえがする。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
煉瓦の高塀で角の二方を圍まれた、ちよツと見榮みばえのする家で——間口まぐち一間の玄關の、摺りがらす入りの兩びらき戸を入ると、直ぐ左りが西洋風の應接室である。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)