見榮みば)” の例文
新字:見栄
煉瓦の高塀で角の二方を圍まれた、ちよツと見榮みばえのする家で——間口まぐち一間の玄關の、摺りがらす入りの兩びらき戸を入ると、直ぐ左りが西洋風の應接室である。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)