“窒扶斯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
チフス45.5%
チブス36.4%
ちぶす13.6%
ちふす4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが一週間の後窒扶斯チフスと判明したので、すぐ大学病院へ入れた。三千代は看護の為附添として一所に病院に移った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三歳の時、私は劇しい窒扶斯チブスに罹つた。さうして朱欒ザボンの花の白くちるかげから通つてゆく葬列を見て初めて私は乳母の死を知つた。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
四十年ぜん窒扶斯ちぶす巣窟さうくつと云はれたこの地が、今では医科大学での臨床材料として毎年一二の窒扶斯ちぶす患者をる事すら甚だ困難なさうである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それが一週間の後窒扶斯ちふすと判明したので、すぐ大学病院へ入れた。三千代は看護のため附添つきそひとして一所に病院に移つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)