窒扶斯ちふす)” の例文
それが一週間の後窒扶斯ちふすと判明したので、すぐ大学病院へ入れた。三千代は看護のため附添つきそひとして一所に病院に移つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
病人の経過は、一時稍佳良であつたが、中途からぶりかへして、とう/\死んで仕舞つた。そればかりではない。窒扶斯ちふすが、見舞にあにに伝染して、是も程なくくなつた。くににはたゞ父親ちゝおや一人ひとりのこつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)