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戸々
ふりがな文庫
“戸々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ここ
62.5%
こゝ
37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここ
(逆引き)
今日ではこのアアチの下をば無用の
空地
(
くうち
)
にして置くだけの余裕がなくって、
戸々
(
ここ
)
勝手
(
かって
)
にこれを改造しあるいは破壊してしまった。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
なにしろ
戸々
(
ここ
)
で思い思いに掃き立てるのであるから、その
都度
(
つど
)
に近所となりの迷惑は思いやられるが、お互いのことと
諦
(
あきら
)
めて別に苦情もなかったらしい。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
戸々(ここ)の例文をもっと
(5作品)
見る
こゝ
(逆引き)
金銀
(
きんぎん
)
珠玉
(
しゆぎよく
)
巧
(
たくみ
)
を
極
(
きは
)
め、
喬木
(
けうぼく
)
高樓
(
かうろう
)
は
家々
(
かゝ
)
に
築
(
きづ
)
き、
花林曲池
(
くわりんきよくち
)
は
戸々
(
こゝ
)
に
穿
(
うが
)
つ。さるほどに
桃李
(
たうり
)
夏
(
なつ
)
緑
(
みどり
)
にして
竹柏
(
ちくはく
)
冬
(
ふゆ
)
青
(
あを
)
く、
霧
(
きり
)
芳
(
かんば
)
しく
風
(
かぜ
)
薫
(
かを
)
る。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
あの
日
(
ひ
)
の
出
(
い
)
づる
邊
(
へん
)
、
我
(
わが
)
故國
(
ここく
)
では
今頃
(
いまごろ
)
は
定
(
さだ
)
めて、
都大路
(
みやこおほぢ
)
の
繁華
(
はんくわ
)
なる
處
(
ところ
)
より、
深山
(
みやま
)
の
奧
(
をく
)
の
杣
(
そま
)
の
伏屋
(
ふせや
)
に
到
(
いた
)
るまで、
家々
(
いへ/\
)
戸々
(
こゝ
)
に
日
(
ひ
)
の
丸
(
まる
)
の
國旗
(
こくき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
して、
御國
(
みくに
)
の
榮
(
さかえ
)
を
祝
(
いわ
)
つて
居
(
を
)
る
事
(
こと
)
であらう。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
戸々(こゝ)の例文をもっと
(3作品)
見る
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
々
3画
“戸”で始まる語句
戸外
戸
戸棚
戸口
戸惑
戸障子
戸締
戸袋
戸前
戸納
“戸々”のふりがなが多い著者
上田秋成
押川春浪
木下尚江
岩野泡鳴
伊藤左千夫
泉鏡太郎
永井荷風
泉鏡花
岡本綺堂