“戸障子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としょうじ52.4%
としやうじ42.9%
とさうじ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言っているうちにも、サッと濡れた風が吹き込んで来て、お部屋の戸障子としょうじがガタガタと鳴る。木の枝の騒ぐ音が何やら物すごく聞えてくる。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
がう/\と戸障子としやうじをゆするかぜがざツとむねはらつて、やゝかるくなるやうにおもはれて、したものも、わづかかほげると……うだらう
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
筋違すぢかひの広き大路には、所狭ところせきまで畳積みかさね、屏風戸障子とさうじなどもておのがじゝ囲ひたり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)