“戸前”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とまえ69.2%
とまへ15.4%
かどさき7.7%
こぜん7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“戸前”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そう言い捨てて闇だまりから立ちあがると、のそのそと土蔵の戸前とまえへ近づいて行って錠をはずし、拳でトントンと土扉をたたきながら、
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
しぶで塗った三間の出格子に、戸前とまえの土蔵がつづき、その他は高塀で取りめぐらしてある。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋の陽にクワツと照されて、庭の先に見えるのは二た戸前とまへの土藏で、さすがに今日は煙草の荷の出入りもないらしく、土藏は頑固に扉を閉したまゝ沈默して居ります。
彼は手さぐりに戸前とまへの処を撫でて見た。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)
それと、戸前かどさきが松原で、ぬきんでた古木もないが、ほどよく、暗くなく、あからさまならず、しっとりと、松葉を敷いて、松毬まつかさまじりにき分けた路も、根をうねって、奥が深い。
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
頬髭長き猶太ユダヤ教徒のおきな戸前こぜんたゝずみたる居酒屋、一つのはしごは直ちにたかどのに達し、他の梯はあなぐら住まひの鍛冶かぢが家に通じたる貸家などに向ひて
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)