“楼”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
うち47.1%
ろう23.5%
たかどの17.6%
いえ3.9%
いゑ2.0%
とこ2.0%
にかい2.0%
みせ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“楼”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ2.2%
文学 > 中国文学 > 小説 物語1.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その金銭だけは持って行ってやらなければと考へて、その月の俸給を貰った晩、彼はそっと一人で、その女の居るうちに行った。
奥間巡査 (新字旧仮名) / 池宮城積宝(著)
四、五人の禿新造に取り巻かれて、奥のとあるうちから今しがた出て来た兜町らしい男を見ると、伝二郎は素早く逃げ出そうとした。
二年の名誉を負うて立つ生蕃! 三年の王たるライオン! まさにこれ山雨きたらんとして風ろうに満つるのがい
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
大門をはいれば中之町、取っ付きの左側が山田宗順のろう、それと向かい合った高楼はこの遊廓の支配役庄司甚右衛門のいえである。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
蓮華夫人はそれを聞くと、城の上のたかどのに登って、「わたしはお前たち五百人の母だ。その証拠はここにある。」と云う。
捨児 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
余は手袋をはめ、少し汚れたる外套を背におほひて手をば通さず帽を取りてエリスに接吻してたかどのを下りつ。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
遊里の松の内と来たひにはその賑やかさ沙汰の限りである。その時分から千客万来、どのいえ大入叶おおいりかなうである。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もとはしかるべきさむらいの子であったとかいうことですが、みなし児になってこの家に引取られ、実の名もあるにはあるが、このいえの者は二人を呼ぶに、金伽羅、制多伽の名を以てして、その実の名を呼ぶ者がありません。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大黒やに大巻の居ずはあのいゑやみとかや、さればおみせの旦那とてもととさんかかさん我が身をも粗畧そりやくには遊ばさず、常々大切がりて床の間にお据へなされし瀬戸物の大黒様をば
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「おめえさんとこじゃあ構わなかったっけか。」
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
池の左、そこにある台榭だいしゃの東隣となった緑陰の中に小さなにかいが見えて、白い小さな女の顔があった。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
お婆さん、私がこんなことをいうのは、お嬢さんを知らずに言ってるんじゃないのです、昨日ここへくる前に、あの家の中へ往って、庭を見物していると、お嬢さんがにかいの上にいて、私を見て、おや綺麗な方だわと言ったのです、だからお嬢さんも私を知ってるはずです、そっとお嬢さんに遇って
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
高位高官の宿坊であり、鬼の金兵衛さんがパリパリさせていたみせではあり、そこへこの新智識の才子が大事の娘の恋婿である。