“亀清楼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かめせい50.0%
かめせいろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武者絵むしゃえの元祖といってもいい人で、よく両国の万八まんぱち——亀清楼かめせいのあるところ——に画会があると、連れていってくれたものだ。
二日に渡った盛大な催しを柳橋の亀清楼かめせいで催した。
神田川の口元を出て、亀清楼かめせいろうの石垣の蔭から、大川の真ん中へ漕ぎ出した一艘の花見船がありました。
幇間 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
大抵腹を立てるような事はあるまいと、純一の推測していた瀬戸が、一昨日おとつい谷中の借家へにこにこして来て、今夜亀清楼かめせいろうである同県人の忘年会に出ろと勧めたのである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)