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『幇間』
ふりがな文庫
『
幇間
(
ほうかん
)
』
明治三十七年の春から、三十八年の秋へかけて、世界中を騒がせた日露戦争が漸くポウツマス条約に終りを告げ、国力発展の名の下に、いろいろの企業が続々と勃興して、新華族も出来れば成り金も出来るし、世間一帯が何となくお祭りのように景気附いて居た四十年 …
著者
谷崎潤一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「スバル」1911(明治44)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
私
(
わッし
)
仰
(
の
)
言問
(
ことゝい
)
反
(
ぞ
)
妾
(
あたし
)
平生
(
ひごろ
)
機
(
おり
)
堪
(
こら
)
循
(
まわ
)
此方
(
こっち
)
窟戸
(
いわと
)
紅緒
(
あかはなお
)
耳朶
(
みゝたぶ
)
舳
(
とも
)
香
(
こう
)
上
(
かみ
)
執拗
(
しつこ
)
天
(
あま
)
失策
(
しくじり
)
彳
(
たゝず
)
恐気
(
おぞけ
)
抽
(
ぬき
)
揶揄
(
からか
)
擦
(
こす
)
擲
(
なぐ
)
柄
(
がら
)
胆
(
たん
)
菊
(
きい
)
赤
(
か
)
限
(
き
)
頸
(
うなじ
)
一入
(
ひとしお
)
三下
(
さんさが
)
三平
(
さんぺい
)
二十
(
はたち
)
人懐
(
ひとなつ
)
代地
(
だいち
)
伴
(
つ
)
体
(
てい
)
何卒
(
どうぞ
)
凜
(
りん
)
勿体
(
もったい
)
反物
(
たんもの
)
口説
(
くど
)
可笑
(
おか
)
吃驚
(
びっくり
)
嘸
(
さぞ
)
堅気
(
かたぎ
)
塩梅
(
あんばい
)
声色
(
こわいろ
)
夷顔
(
えびすがお
)
寄席
(
よせ
)
屹度
(
きっと
)
幇間
(
ほうかん
)
廃
(
すた
)
復
(
かえ
)
慵
(
ものう
)
扶
(
たす
)
披露
(
ひろう
)
掃
(
は
)
掌
(
てのひら
)
掠
(
かす
)
旨味
(
うまみ
)
時儀
(
じぎ
)
末社
(
まっしゃ
)
権化
(
ごんげ
)
欹
(
そばだ
)
気丈
(
きじょう
)
気褄
(
きづま
)
洒落
(
しゃれ
)
流石
(
さすが
)
清元
(
きよもと
)
滅法
(
めっぽう
)
煙
(
けむ
)
由良
(
ゆら
)
甲声
(
かんごえ
)
異形
(
いぎょう
)
皆
(
みんな
)
皆目
(
かいもく
)
直屋
(
じきや
)
相好
(
そうごう
)
真
(
ま
)
窶
(
やつ
)
端唄
(
はうた
)
粋
(
いき
)
結句
(
けっく
)
繻珍
(
しゅちん
)
纜
(
ともづな
)
胆煎
(
きもい
)
艇庫
(
ていこ
)
芝翫
(
しかん
)
花車
(
だし
)
見惚
(
みと
)
質
(
たち
)
贔屓
(
ひいき
)
赭
(
あか
)
重宝
(
ちょうほう
)
錆
(
さび
)
雛妓
(
おしゃく
)
露見
(
ろけん
)