“露見”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろけん81.0%
ばれ19.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その上でたずねてみると、どうも様子がおかしい。ついに正体が露見ろけんするが、結社の本部を知られてはもうかして置けぬということになる。
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「いや、かりにあなたが人殺しをしてそれが露見ろけんしたとあなたに知らしても、それ以上びつくりした顏付にはならないでせうよ。」
女房はばかばかしいと思ったが、へんなことで露見ばれてもならんと思って、云うなりに裏の畑から一束の韮を刈って来てそれを洗って枕頭へ持って往った。
雀の宮物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
何しろダイヤモンドを持ち出したことが露見ばれると、たちまち王様がおくらになるという際どい仕事なんだから、その旨も充分言いふくめて、加納商会と石田と柘植に集って貰い
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)