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露見
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ろけん
ふりがな文庫
“
露見
(
ろけん
)” の例文
その上で
尋
(
たず
)
ねてみると、どうも様子がおかしい。
遂
(
つい
)
に正体が
露見
(
ろけん
)
するが、結社の本部を知られてはもう
生
(
い
)
かして置けぬということになる。
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「いや、
假
(
かり
)
にあなたが人殺しをしてそれが
露見
(
ろけん
)
したとあなたに知らしても、それ以上びつくりした顏付にはならないでせうよ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
と、
流石
(
さすが
)
の梅吉も一応躊躇したものゝ、後で
露見
(
ろけん
)
したところで、腹を立てるような男ではなし、面白いからやって見ろ、と云う気になりました。
幇間
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
源中納言を誘って同車して自邸へ向かったのである。この日が三日の
露見
(
ろけん
)
の式の行なわれる夜になっていた。
源氏物語:51 宿り木
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「
汝
(
われ
)
が
捕
(
つか
)
まれば、この地へ入り込んでいる一党の密計が
露見
(
ろけん
)
してしまう。……そうだ。仲間一同のためでもあるから、汝も呑みこんでおくように、説いてやろう」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
いくら隠しても、どこからか
露見
(
ろけん
)
するからな。——しかし不思議と云えば不思議ですねえ、金田の奥さん、どうしてこの秘密を御探知になったんです、実に驚ろきますな
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ことによると俺の馬の脚も
露見
(
ろけん
)
する時が来たのかも知れない。……
馬の脚
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこで矢張り染め続けていますと、到頭
悪事
(
あくじ
)
露見
(
ろけん
)
の日が参りました
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「父上ツ、
露見
(
ろけん
)
——早く、早く、
地雷火
(
ぢらいくわ
)
ツ」
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「じゃあ、早くも、
事
(
こと
)
露見
(
ろけん
)
ってえわけですね。
白日鼠
(
はくじつそ
)
も
脆
(
もろ
)
いやつだナ。
拷問
(
ごうもん
)
ぐらいに口を割るとは」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
のみならず、それを平気に
翌日
(
あくるひ
)
連れて
行
(
い
)
つたので、とう/\
露見
(
ろけん
)
して仕舞つたのださうである。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
かれは自分の身の上までの
露見
(
ろけん
)
を恐れたのだ。それからというものは、彼はずっと島根県にブラブラしていた。それがこの頃、東京へ出て来たのには訳がある。彼は一つの疑問を持っていた……
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
御母
(
おっか
)
さんも定めし喜ばれるであろうと、
露見
(
ろけん
)
する気づかいがないものだから勝手な事を考えながら
眺
(
なが
)
めていた。軍曹も何か物足らぬと見えてしきりにあたりを見廻している。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
これが
宮方加担
(
みやかたかたん
)
の
露見
(
ろけん
)
とでもいうのだったら、まずまちがいなく首はないが
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんなに早く
露見
(
ろけん
)
したのかなア。
俘囚
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
うっかり、いい返事をしたが、又八は、
露見
(
ろけん
)
をおそれて
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
露見
(
ろけん
)
か?
鍵から抜け出した女
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“露”で始まる語句
露
露西亜
露出
露骨
露台
露店
露顕
露地
露草
露呈