“白日鼠”の読み方と例文
読み方割合
はくじつそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
連れの男が、オヤ今のは白日鼠はくじつそ白勝はくしょうらしい。おういっ白兄哥はくあにいって、呼んだけれど、返事もしなけりゃあ、振返りもせず消えちまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ならば、それももっけの倖せ。黄泥岡の東一里の辺に、白日鼠はくじつそとアダ名のある知り人がある。足溜あしだまりには、もってこいだし」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……従犯の白日鼠はくじつそ夫婦は、すぐ召捕りました。ところがなんと、ほかの正犯七人は、鄆城県うんじょうけんの者だと、自白におよんだのです。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)