“鄆城県”の読み方と例文
読み方割合
うんじょうけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まずは、おれ一人で、鄆城県うんじょうけんへ急ぎ、県の役署と万端を打合せておく。大勢の捕手組その他は、面通めんどおしの者を帯同して、後からこい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どこの役署前も似たような風景だが、ここの鄆城県うんじょうけん城の大通りにも、代書屋、弁当屋、腰かけ茶屋などが、町に軒先を並べていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……従犯の白日鼠はくじつそ夫婦は、すぐ召捕りました。ところがなんと、ほかの正犯七人は、鄆城県うんじょうけんの者だと、自白におよんだのです。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)