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白日闇
ふりがな文庫
“白日闇”の読み方と例文
読み方
割合
はくじつあん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はくじつあん
(逆引き)
遥
(
はる
)
かに
瞰下
(
みおろ
)
す幽谷は、
白日闇
(
はくじつあん
)
の別境にて、夜昼なしに
靄
(
もや
)
を
籠
(
こ
)
め、脚下に雨のそぼ降る如く、渓流暗に魔言を説きて、
啾々
(
しゅうしゅう
)
たる鬼気人を襲う、その
物凄
(
ものすご
)
さ
謂
(
い
)
わむ方なし。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蓋
(
けだ
)
し土地の人は
八幡
(
やはた
)
に比し、恐れて奥を探る者無く、見るから
物凄
(
ものすご
)
き
白日闇
(
はくじつあん
)
の別天地、お村の死骸も
其処
(
そこ
)
に
埋
(
うづ
)
めつと聞くほどに、うかとは足を
入難
(
いれがた
)
し、予は
先
(
ま
)
づ
支度
(
したく
)
に
取懸
(
とりかゝ
)
れり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
八万四千の
眷属
(
けんぞく
)
を
率
(
い
)
て、
蒼海
(
そうかい
)
を踏み、
須弥山
(
しゅみせん
)
を
挟
(
さしはさ
)
み、
気焔
(
きえん
)
万丈
(
ばんじょう
)
虚空を焼きて、
星辰
(
せいしん
)
の光を奪い、
白日闇
(
はくじつあん
)
の毒霧に乗じて、
戟
(
ほこ
)
を
掉
(
ふる
)
い、
斧
(
おの
)
を振い、
一度
(
ひとたび
)
虚空に朝せんか、持国広目ありとというとも
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
白日闇(はくじつあん)の例文をもっと
(3作品)
見る
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
闇
常用漢字
中学
部首:⾨
17画
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