“八幡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はちまん45.5%
やわた41.8%
やはた11.8%
ヤハタ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へやは広からずといえども器具調度は相当にちんまりとまとまった二十騎町からは目と鼻のいち八幡はちまん境内に隣する一軒でありました。
ここの御社の御前の狛犬こまいぬは全く狼のすがたをなせり。八幡やわたの鳩、春日かすがの鹿などの如く、狼をここの御社の御使いなりとすればなるべし。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
杉丸太、竹束、樅板もみいたなぞが、次から次へてしなく並んで、八幡やはたやぶみたように、一旦、迷い込んだら出口がナカナカわからない。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
昭和八年六月四日に、私は広島文理科大学植物学教室の職員達と一緒に同校の学生を引き連れて植物実地指導のため安芸の国山県郡八幡ヤハタ村に赴いた。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)