“籔”の読み方と例文
読み方割合
やぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杉丸太、竹束、樅板もみいたなぞが、次から次へてしなく並んで、八幡やはたやぶみたように、一旦、迷い込んだら出口がナカナカわからない。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ムルタとデルミッドは立ち上がり言葉もなく谷間を歩いて行った、二人のかすかな足音が羊歯しだをうごかした、やぶのしげみを出ると、松の中の路になった。
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
ふきみに来たおばあさんは、寒竹かんちくやぶの中に、小犬を埋めたしるしの石を見て呆然ぼうぜんとしてしまったのだった。