“竹籔”の読み方と例文
読み方割合
たけやぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の婚礼に就いて在所の者が、先住のためしを引いて不吉ふきつな噂を立てるので、豪気がうき新住しんじう境内けいだいの暗い竹籔たけやぶ切払きりはらつて桑畑にしまつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
林の脇には葉の白茶けた竹籔たけやぶがあり、その向うの畑で、一人の百姓が黙って、疲れたような動作で、ゆっくりと畑の土を返しているのが見えた。
おれの女房 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
かみいととはお祖母ばあさんがくださる、ほねたけうら竹籔たけやぶからぢいやがつてれる、なにもかもおうちにあるものひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)