“竹薮”の読み方と例文
読み方割合
たけやぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
谷の一つの浅い部分は耕されて旧士族地を取囲とりまいているが、その桑畠や竹薮たけやぶうしろにしたところに桜井先生の住居すまいがあった。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其頃御坊ごばうさんの竹薮たけやぶたけのこを取りにはいつた在所ざいしよの者が白いくちなはを見附けた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
裏庭には茶畠もあれば竹薮たけやぶもあったこと、自分でくわを取って野菜を作ったこと、西洋の草花もいろいろ植えて、鶏も飼う、猫も居る——丁度、八年の間
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)