“境内”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
けいだい96.3%
けいない1.2%
きやうない0.6%
さかいうち0.6%
なか0.6%
やまじゅう0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“境内”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.9%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
無言のまま与吉を見すえていた栄三郎、何を思ったかくるりときびすを返して、いそぎ足に寺の境内けいだいへはいりかけた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
蔦が厚く扉をつつんだ開かずの門のくぐりから、寂寞せきばくとした境内けいだいにはいって玄関の前に目をつぶって突立った。
父の出郷 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
ところが、此寺ここの門前に一軒、婆さんと十四五の娘の親子二人暮しの駄菓子屋があった、その娘が境内けいないの物置に入るのを誰かがちらりと見た、間もなく、その物置から、出火したので、早速さっそく馳付かけつけたけれども、それだけはとうとう焼けた。
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それからずっと今日こんにちまでうまわたくし手元てもと元気げんきよくくらしてりますが、ただこちらではうまがいつも神社じんじゃ境内けいないにつながれてわけではなく、どこにってっても、わたくしべばすぐるだけでございます。
遊廓は一個の別天地にして、其特有の粋美をもつて、其境内きやうないに特種の理想を発達し来れり、而して煩悩ぼんなうの衆生が帰依するに躊躇ちうちよせざるは、この別天地内の理想にして、一度ひとたび脚を此境に投じたるものは、必らずこの特種の忌はしき理想の奴隷となるなり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
何より悪いことは、松野様が落馬あそばした所が、地蔵堂の手前で、まぎれものう弦打村の境内さかいうちじゃ。
義民甚兵衛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
赤城神社あかぎさま境内なかに阪東三江八ってお踊の師匠さんがあってね、赤城さまへ遊びにゆくと、三江八さんのところの格子こうしにつかまってのぞいてばかりいたのさ。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
あとに包みがえからあとを追っかけて境内やまじゅうたずねたが知れえから、まア此家こゝへ来るとおめえさま足いよごれたてゝ洗ってあがる所