“八幡船”の読み方と例文
読み方割合
ばはんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この利慾のふかい武士へ、伊那丸いなまるというえさをもってりにきたのは、いうまでもなく、武士にけているが、八幡船ばはんせん龍巻たつまきであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
倭寇わこう八幡船ばはんせん胡蝶軍こちょうぐん、名こそ様々に呼ばれてはおれ、支那シナ高麗こうらいに押し寄せて、武威を揮う大船隊、その船隊の頭領として
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
倭寇と云ふのは、支那人が付けた名で、日本人自身は八幡船ばはんせんと云つた。八幡大菩薩の船旗を掲げたからである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)