“八幡様”の読み方と例文
旧字:八幡樣
読み方割合
はちまんさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日二人は、八幡様はちまんさまの小さな森に出かけて、狸の巣をくまなく探し廻りました。しかしどこにもそれらしいのは見当りませんでした。
狸のお祭り (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
久しいあとで、その頃薬研堀やげんぼりにいた友だちと二人で、木場きばから八幡様はちまんさままいって、汐入町しおいりちょう土手どてへ出て、永代えいたいへ引っ返したことがある。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昨日きのうもちょうどそんな事を考えながら歩いて、つまるところがペンキの看版かんばんかきになろうが稲荷いなり八幡様はちまんさまの奉納絵を画こうがかまわない。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)