“斧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おの81.4%
をの15.3%
よき1.7%
1.1%
アックス0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音楽の波が下がって行く時に戦もゆるむように思われた。やりおのをふるう勇士が、皆音楽に拍子を合わせているように思われた。
春寒 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
むかしひとは、今日こんにち田舍ゐなかきこり農夫のうふやまときに、かまをのこしけてゐるように、きっとなに刃物はものつてゐたものとおもひます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
真中まんなかに際立って、袖も襟もえたようにかかっているのは、よき、琴、菊を中形に染めた、朝顔の秋のあわれ花も白地の浴衣である。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
李逵りきの一が、馬の脚を払った。また間髪を入れず、ころげ落ちた直閣ちょっかくの体へ、次の一せんくだっていた。噴血、ひとたまりもあろうはずがない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……先登テエト山案内ギイドは必死に岩鼻にしがみついていますが、もう三人を支える力がない……。最後クウの奴はしきりに足場トラアスを刻もうとしていますが、アックスは壁へ届きません。