“打石斧”の読み方と例文
読み方割合
だせきふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此邊(このへん)までは能(よ)く來(く)るのだ。迂路(うろ)つき廻(まわ)るので既(すで)に三里(り)以上(いじやう)歩(ある)いたに關(かゝは)らず、一向(かう)疲勞(ひらう)せぬ。此時(このとき)既(すで)に打石斧(だせきふ)十四五本(ほん)を二人(ふたり)で拾(ひろ)つて居(ゐ)た。
人(ひと)は打石斧(だせきふ)かと云(い)つて、奇形(きけい)で無(な)いのは踏付(ふみつ)けた儘(まゝ)行(ゆ)くが。余(よ)は其打石斧(そのだせきふ)だらうが、石槌(せきつゐ)だらうが、何(な)んでも彼(か)でも採集袋(さいしふぶくろ)に入(い)れねば承知(しようち)出來(でき)ぬ。
これは地(ち)の理(り)を得(え)て居(ゐ)るから、斯(か)う打石斧(だせきふ)を多(おほ)く集(あつ)められたのである。玉川沿岸(たまがはえんがん)には打石斧(だせきふ)が多(おほ)い。其處(そこ)の何處(どこ)へ行(ゆ)くのにも余(よ)の宅(たく)は近(ちか)く且(か)つ都合(つがふ)が好(よ)い。