“迂路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うろ80.8%
まはりみち11.5%
まわりみち7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなことをうめきながら、迂路うろつきまわっているうち、源吉の頭の中には、何時の間にか、恐ろしい計画が、着々と組立られていた。
鉄路 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
その癖わざとしたと云つても好いやうな不注意から、余計な迂路まはりみちをしたり、好く知つてゐる町で、ちよいと道に迷つたりして、自分の小部屋に帰つた時は、もうに入つてゐた。
駆落 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
私などは中学を途中でして、二松学舎、成立学舎などに通い、それから予科に入ったのであるから、非常に迂路まわりみちをしたことになる。
私の経過した学生時代 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)