“迂路鼠”の読み方と例文
読み方割合
うろねずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうなると、日ごろのゲジゲジも迂路鼠うろねずみ青草蛇あおだいしょうも、案外、天真爛漫らんまんなもので、飲む、踊る、唄うなど、百芸のかんを尽して飽くるを知らない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青草蛇あおだいしょう李四りしと、迂路鼠うろねずみ張三ちょうさんは、二、三十人の仲間を後ろに控えさせて、智深の前に小腰をかがめた。そして凄味をきかすため、相手かまわぬ博奕ばくち渡世の仁義をきって。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)