“迂路々々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うろうろ75.0%
うろ/\25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磯は少時しばら此店ここの前を迂路々々うろうろしていたが急に店の軒下に積である炭俵の一個ひとつをひょいと肩に乗て直ぐ横の田甫道たんぼみちそれて了った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「僕、」と応じはしたけれども、急に顔を上げたので誰に返事をするのであるか、自分にも分らないで迂路々々うろうろするのを柳沢は気軽に引取って
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
立出て音羽の町へ至りつゝ路地へは入しが何處で聞んと其所等そこら迂路々々うろ/\爲しゝすゑ見れば大藤がとなりの家にて老婆一にんぜんに向ひ夜食やしよくと云へど未だ暮ぬ長日の頃の飯急めしいそぎ和吉は見やりて打點頭うちうなづき會釋ゑしやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)