“うろうろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彷徨22.2%
胡乱々々22.2%
迂路々々16.7%
亡羊5.6%
徘徊5.6%
漂行5.6%
烏路烏路5.6%
胡乱胡乱5.6%
胡亂胡亂5.6%
蹌踉蹌踉5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時としては、従同胞(いとこ)共が私の家へ遊びに来る。来るといつても、先づ門口へ来て一寸々々(ちよいちよい)内を覗きながら彷徨(うろうろ)してゐるので、母に声を懸けられて初めて入つて来る。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
何の真似やら、おなじような、あたまから羽織を引(ひっ)かぶった若い衆(しゅ)が、溝を伝うて、二人、三人、胡乱々々(うろうろ)する。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「僕、」と応じはしたけれども、急に顔を上げたので誰に返事をするのであるか、自分にも分らないで迂路々々(うろうろ)するのを柳沢は気軽に引取って
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、其お隣の反比例から又亡羊(うろうろ)し出して、按分比例で途方に暮れ、開平開立(かいりゅう)求積となると、何が何だか無茶苦茶になって、詰り算術の長の道中を浮の空で通して了ったが、代数も矢張(やっぱ)り其通り。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
彼(かれ)は半年(はんとし)も無職(むしょく)で徘徊(うろうろ)してただパンと、水(みず)とで生命(いのち)を繋(つな)いでいたのであるが、その後(ご)裁判所(さいばんしょ)の警吏(けいり)となり、病(やまい)を以(もっ)て後(のち)にこの職(しょく)を辞(じ)するまでは、ここに務(つとめ)を取(と)っていたのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
だからお前さんさえ開閉(あけたて)を厳重に仕ておくれなら先(ま)ア安心だが、お前さんも知ってるだろう此里(ここ)はコソコソ泥棒や屑屋(くずや)の悪い奴(やつ)が漂行(うろうろ)するから油断も間際(すき)もなりや仕ない。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「幸か不幸かそのお方は船を盗むことが出来ませんでした。で城内を胡乱胡乱(うろうろ)した末地下の部屋へ紛れ込んだそうで。そこで何か恐ろしいものでも、ご覧になったのでございましょうよ」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
子心(こごヽろ)にも義理(ぎり)に引(ひ)かれてか中(なか)に立(た)ちて胡亂胡亂(うろうろ)するを、敏(さとし)いろ/\に頼(たの)みて此度(このたび)は封(ふう)じ文(ぶみ)に、あらん限(かぎ)りの言葉(ことば)を如何(いか)に書(か)きけん、文章(ぶんしやう)の艶麗(えんれい)は評判(ひやうばん)の男(をとこ)なりしが。
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「や、」と横飛びにどたりと踏んだが、その跫音(あしおと)を忍びたそうに、腰を浮かせて、同一(おなじ)処を蹌踉蹌踉(うろうろ)する。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)