“うろ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彷徨28.6%
胡亂々々14.3%
徘徊14.3%
胡乱々々14.3%
胡鷺々々14.3%
迂路々々14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にん兵士へいしはそれをながら二三分間ぷんかん彷徨うろ/\してましたが、やがてしづかにものあといてすゝんできました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
助けられしはうれしく思ひしが是また同じく勾引かどはかし盜人どろばうにてあるべし如何してよからんやと薄氣味惡うすきみわる胡亂々々うろ/\するを見て半四郎は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋ねて呉しぞ先々草鞋わらんぢといて上るべし二人づれか御前樣大きに御苦勞なり先々御あがりなされ是々お初おくめ我等は何を胡亂々々うろ/\して居やる早く洗足せんそくの湯を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かれ半年はんとし無職むしよく徘徊うろ/\してたゞパンと、みづとで生命いのちつないでゐたのであるが、其後そのご裁判所さいばんしよ警吏けいりとなり、やまひもつのちしよくするまでは、こゝつとめつてゐたのであつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
たか坊主ばうずひく坊主ばうずおほき坊主ばうずちひさな坊主ばうずと、胡乱々々うろ/\うごいて、むら/\る……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だき上げ胡鷺々々うろ/\聲コリヤ白妙どういふ事で此有樣何者の所業ぞや何國にかげを隱すとも此あだを討ずに置べきやと血眼になりていかれども歎くに甲斐なき此場の時宜しぎあはれをとゞめける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立出て音羽の町へ至りつゝ路地へは入しが何處で聞んと其所等そこら迂路々々うろ/\爲しゝすゑ見れば大藤がとなりの家にて老婆一にんぜんに向ひ夜食やしよくと云へど未だ暮ぬ長日の頃の飯急めしいそぎ和吉は見やりて打點頭うちうなづき會釋ゑしやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)