“さすら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サスラ
語句割合
漂泊44.1%
漂浪20.6%
彷徨17.6%
流浪5.9%
流離2.9%
2.9%
蛉跰2.9%
跉跰2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(平家の残党であるともいう)一群の南方より漂泊い来た人達が、この辺の曠野の広大さに、放浪の草鞋を脱ぎ捨てたのがこの村の草創であった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
併し私達は、名所旧蹟を見物するよりも、かうして二人連れで互に身の上話をしながら歩いてゐるのが楽しかつた。孤児の子供の姉弟が知らぬ他郷に漂浪ふやうに——。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
「されば、その河内路を心あてにしておりますなれど、山から山の彷徨い、いかにせん、方角もわかりませぬ」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
猶世にありとも、そは今所々に散りて流離ひをれり。
堕落させ、果し合い、あちこちへ流離わせ、
い歩いて、一生念仏して暮すだけのことですもの
跡には春の夜の朧月、殘り惜げに欄干蛉跰ふも長閑けしや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
げにや榮華は夢かか、高厦十年にして立てども一朝の煙にだも堪へず、朝夕玉趾珠冠容儀し、參仕拜趨の人にかれし人、今は長汀の波にひ、旅泊の月に跉跰ひて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)