“流浪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るろう81.8%
るらう10.9%
さすら3.6%
さすらい3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼっちゃん、わたしは、こうして、諸国しょこく流浪るろうします。それは、どんなむらでも、またちいさなまちでも、はるからなつにかけて、あるいてまわります。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
私が流浪るらうした土地には悉くあなたも行くのです。私の馬蹄の印されたところには何處にもあなたの輕やかな足跡が同じやうにいんされるのです。
神柄かむがらぞ、もとな流浪さすら
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
但一切のもの実は大能掌裡の筋斗翻とんぼがえりに過ぎぬので人々皆通天の路あることを信ずるの一念は、彼が迷宮の流浪さすらいに於ける一の慰めである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)