“るろう”の漢字の書き方と例文
語句割合
流浪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前も流浪るろうの性じゃ」と母がよく云い云いしたけれど、二十三と云うのに、ひどくけ込んで、脣などはさんで見えた。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
もし旅から旅へ流浪るろうしたならば、一泊するごとに、至る所の宿帳へ、やはり同じような事を一々記録して行かねばならぬ。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
さて家を飛び出してから諸所を流浪るろうする間に、ある男と親しい仲になって、子を生んで、それからその男にてられます。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)