トップ
>
『清貧の書』
ふりがな文庫
『
清貧の書
(
せいひんのしょ
)
』
私はもう長い間、一人で住みたいと云う事を願って暮した。古里も、古里の家族達の事も忘れ果てて今なお私の戸籍の上は、真白いままで遠い肉親の記憶の中から薄れかけようとしている。 ただひとり母だけは、跌ずき勝ちな私に度々手紙をくれて叱って云う事は、 …
著者
林芙美子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1931(昭和6)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
違
(
ちご
)
埋
(
うま
)
下
(
しも
)
荒
(
す
)
黝
(
あおぐろ
)
焦
(
あせ
)
愛
(
かな
)
炊
(
と
)
忙
(
いそ
)
振
(
ぶ
)
柔
(
やわらか
)
貫
(
かん
)
互
(
たが
)
出
(
い
)
匹
(
びき
)
畳
(
じょう
)
耐
(
た
)
銅貨
(
ドンペ
)
沈黙
(
だま
)
気
(
げ
)
達
(
たち
)
宛
(
あて
)
覚
(
さ
)
黒塗
(
くろぬ
)
下
(
くだ
)
煙
(
けむり
)
主
(
あるじ
)
馬穴
(
バケツ
)
今日
(
きょう
)
択
(
よ
)
何
(
なん
)
頬
(
ほ
)
心
(
しん
)
徒爾
(
いたずら
)
露
(
つゆ
)
甘
(
あま
)
雷鳴
(
らいめい
)
混
(
ま
)
甘美
(
うま
)
浸
(
し
)
隣
(
とな
)
畳
(
たたみ
)
鎖
(
くさり
)
習癖
(
しゅうへき
)
義父
(
とう
)
吊
(
つる
)
白気
(
しらけ
)
吐
(
は
)
呆
(
ぼ
)
鉢巻
(
はちま
)
汚
(
よご
)
味気
(
あじけ
)
描
(
えが
)
皆
(
みな
)
蛩
(
こおろぎ
)
固練
(
かたねり
)
擦
(
こす
)
埋
(
う
)
塞
(
ふさが
)
軒
(
けん
)
架
(
かか
)
褪
(
さ
)
跌
(
つま
)
笞
(
むち
)
杯
(
ぱい
)
早咲
(
はやざ
)
娘
(
むすめ
)
箱
(
ばこ
)
小遣
(
こづか
)
誰
(
だれ
)
糶
(
せり
)
紅
(
べに
)
暮
(
くら
)
解
(
わか
)
瞼
(
まぶた
)
膝
(
ひざ
)
腹這
(
はらば
)
腰
(
こし
)
腫
(
は
)
腕
(
うで
)
脣
(
くちびる
)
脚
(
あし
)
脆
(
もろ
)
肩肌
(
かたはだ
)
肩
(
かた
)
肋骨
(
ろっこつ
)
聯隊
(
れんたい
)
老
(
ふ
)
美味
(
うま
)
罵
(
ののし
)
繻子
(
しゅす
)
繰
(
く
)
繃帯
(
ほうたい
)
締
(
し
)
網棚
(
あみだな
)
結婚
(
けっこん
)
経
(
た
)
紹介
(
しょうかい
)
紳士
(
しんし
)
猫
(
ねこ
)