“白気”のいろいろな読み方と例文
旧字:白氣
読み方割合
はっき70.0%
しらけ20.0%
はくき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道家は気がくと共に北の空に眼をやった。雲の間になった北斗の七星に白気はっきのようなものがうねうねとかかっていた。道家は刀をさやに収めて立った。
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それであるのに、三人目の男はとんでもなく白気しらけきった顔つきで、「いや二百株ばかり、それもごくありふれた、種類の悪い躑躅が植えてある荒地あれちのような家敷跡やしきあとですよ」
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
飜然ひらりゆらぎ、おでん屋の屋台もかッと気競きおいが出て、白気はくきこまやかに狼煙のろしを揚げる。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)